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谷川岳は危険な山?谷川連峰の魅力に迫る

登山

あなたは「谷川岳」と聞くと何を思い浮かべますか?

谷川岳は世界一死者数が多い山としてギネス認定もされているので

谷川岳=危険?

というイメージを持っている方も多いかもしれません。

しかし実際のところ、

無雪期であれば谷川岳は初級者にもおすすめできるとても魅力的な山なのです。

そんな谷川岳の魅力を写真付きでご紹介してきます!

【こんな人にオススメの記事】

・谷川岳に登ってみたいけど危険といわれていて不安・・

・谷川岳がどんな山なのか知りたい

 

 

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谷川岳の基本情報

標高:1,977m 

群馬県と新潟県の県境にまたがる三国山脈の山。

オキノ耳とトマノ耳の二つのピークからなる双耳峰(ピークが2つある山のこと)
最高峰はオキノ耳。

北アルプスに似た急峻な岩壁と、女性らしい笹尾根の両方の要素をあわせもつ美しい山肌。

中央分水嶺に位置し、天候が不安定なことで知られています。冬は積雪が多いです。

主なルートに・・

「天神尾根」

「西黒尾根」

の2つがあります。

無雪期は基本的な日帰り装備で十分上ることができますが

冬季積雪時は12本爪アイゼンとピッケルの使用が推奨されます。

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谷川岳は危険? 世界一危険な岩壁【一ノ倉沢岩壁】

谷川岳が”死の山”と恐れられ、ギネス認定までされている理由が

「一ノ倉沢」岩壁の冬季ルートにあります。

 

このルートは通常の地図には記されていないバリエーションルートで

垂直に切り立った岩壁は、ただでさえ険しいうえに雪崩の頻発するまさに死のルート。

この危険なルートが数々の登山者の命をうばってきたのです。

 

もちろん一ノ倉沢だけでなく、

正規ルートの西黒尾根も積雪期は上級者向けの登山ルート

になります。

逆に、無雪期の正規の登山道は十分に整備されており、

初級者~中級者でも十分に登ることのできる山といえます。

 

谷川岳の魅力①  日帰り登山で森林限界が楽しめる山

谷川連峰は豪雪地帯として有名で、森林限界が通常よりも低いです。

そのため、1500m~ぐらいから高い木々が生えません。

視界を遮るものがないため、

2000m以下の山とは思えないほど素晴らしい景色を楽しむことができます。

 

東京から日帰りアクセスで登ることができて

北アルプスのような高山の雰囲気を味わうことができるとても魅力的な山です。

 

谷川岳の魅力②  レベルに合わせて選べる豊富な登山ルート

谷川岳にはいくつもの登山ルートがあるので

あなたのレベルに合わせて登山ルートを選択することができます。

自分の体力や知識と相談して適切な登山計画を立てましょう。

 

【天神尾根】 初級者も挑戦できる最高の尾根歩き!

天神尾根のスタートである天神平まではロープウェイで登ることができます。

体力に自信のない方や時間を節約したい方はぜひ利用しましょう。

 

天神尾根は最初は樹林帯を登っていきますが、中盤からは森林限界になります。

上の写真のような見晴らしのいい笹尾根を登っていく気持ちのいい登山道です。

 

途中ちょっとした鎖場があったり

「天狗の留まり場」という奇岩があったりと

登山に慣れている方でも飽きることなく登っていくことができます。

初級者でも登ることができるとはいえ森林限界を歩くルートですので
レインウェアや防寒着などを用意して十分な装備で登りましょう。

 

 

【田尻尾根】 体力がある人は天神平までも登っちゃおう!

天神平まではロープウェイが出ていますが

麓のロープウェイの駅から直接天神尾根に登りつくのが田尻尾根です。

基本的に樹林帯歩きになりますが

体力に自信がある方や、ロープウェイのお金がもったいない人

ロープウェイの営業時間外に登りたい方はこのルートを利用するといいでしょう。

 

【西黒尾根】 中級者向けの本格岩山登りが楽しめる!

谷川岳のメイン登山道ともいえるのがこの西黒尾根です。

序盤こそ樹林帯ですが、途中からは急な岩場と鎖場の連続!

これぞ山登りといったダイナミックでスリリングな山登りを体験することができる登山道です。

積雪時にはアイゼンを携行するようにしましょう。

積雪期の時などは登山道が滑り危険も大きくなります。
十分に注意して登るようにしましょう。
また、登山に不慣れなうちはこのルートを下りに使うのは避けたほうが無難です。

谷川岳の魅力③山小屋「肩の小屋」利用でバリエーションが広がる

谷川岳の山頂からほんの少し下った素晴らしいロケーションに

「肩の小屋」という小さな山小屋があります。

この山小屋に泊まれば、谷川連峰をさらに縦横無尽に歩きつくすルートを

計画することもできます。

 

①谷川主脈縦走!

なんといっても一番はこれ!

谷川岳~平標山までの谷川主脈を一気に縦走するルート!

一度でも谷川岳に登ってこの↑稜線を知ってしまったら

いつの日かこのルートを歩かずにはいられないですよ!

 

②一ノ倉・茂倉岳縦走!

谷川岳に登ってから一ノ倉岳・茂倉岳に縦走するルート。

日帰りでも可能なルートですが、

電車でアクセスしている場合は健脚向けの厳しいプランです。

出来れば余裕をもって小屋泊で行うといいでしょう。

 

ルートの途中では一ノ倉沢岩壁を見下ろす”ノゾキ”という場所があります。

気を付けてのぞいてみましょう。

一ノ倉岳からみた谷川岳や茂倉岳から下る稜線など見どころがいっぱいのルートです。

 

③馬蹄形縦走!

谷川登山のビッグルート一つである馬蹄形縦走。

白毛門~谷川岳を結ぶ縦走ルート

ルートの形が馬蹄(馬のひずめにあてがう金属の板)の形をしていることから
そのように呼ばれています。

こちらも日帰りで決行するにはかなりの健脚向けコースなので

テント泊や小屋迫でルートを組むとだいぶ余裕がでるかと思います。

 

谷川岳では天候の急変に注意

山の天気は崩れやすいとよく言いますが、

谷川連峰は特に天候が安定しない山域として有名です。

実際僕も6回行って4回雨に降られています(笑)。

 

最初から天候が悪いことが分かっている場合は

無理をしないことはもちろんですが、

晴れ予報が出ていても急な天候の変化にも対応できるようにしておくことが大切。

晴れ予報で実際に下界は晴れていても、山の上のほうだけ雲がかかっていて天候が悪いなんてことは珍しくありません。油断をせずにしっかり準備しておくことが大切です。

 

登山靴・レインウェア・水分など基本的な登山装備はしっかりと整えておきましょう。

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その他日帰り登山に必要な装備は↓の記事を参考にしてください。

 

 

身近な森林限界を楽しめる谷川登山に挑戦しよう!

「危険」というイメージの先行しがちな谷川岳について、登山初心者でも登れるルートを交えながら、その独特の魅力についてご紹介してきました。

東京から日帰りで行ける身近な森林限界の山、「谷川岳」。

あなたも登山装備を整えて、美しく雄大なこの山にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

その他日帰り登山に関する情報は↓の記事をチェックしてみてください。

 

 

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