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尾瀬 見晴キャンプ場でテント泊!2泊3日の尾瀬・至仏山登山

登山

尾瀬のシンボルである燧ヶ岳のふもとにいちする見晴には「見晴キャンプ場」があり、燧ヶ岳だけでなく、尾瀬沼や三条ノ滝といった尾瀬の名所にもアクセスのいい最高の立地です。

今回は見晴キャンプ場を利用して2泊3日で尾瀬ヶ原と至仏山を歩くルートをご紹介していきます。

テント泊に必要な準備や装備についてはこちらの記事

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行程の概要

1日目:鳩待峠ーーー見晴(テント泊)

2日目:見晴ーーー三条ノ滝ーーーヨッピ吊り橋ーーー見晴(テント泊)

3日目:見晴ーーー至仏山ーーー鳩待峠

 

見晴キャンプ場について

キャンプ場受付 燧小屋(同じ見晴にあります)

TEL:090-9749-1319

利用料金 一人一泊800円
営業期間 5月末~10月末まで

詳しくは燧小屋のHPをチェック

可能張数 約100張

 

いくつもの山小屋が集まっている見晴十字路に位置し、森の中の静かなキャンプ場です。

地面は土と草のミックスで、多少の凹凸はあるもののおおむね平坦なキャンプ場だと言えるでしょう。

燧小屋ではテントや調理器具の貸出は行っていません。毛布のみ1枚200円で貸し出しを行っています。

また、一人500円で燧小屋の日帰り入浴を利用することができます。

トイレはキャンプ場に併設してあり、料金制。広くて綺麗なトイレです。個室は洋式もあります。

水場もキャンプ場に併設して炊事場と一緒にあります。

 

見晴キャンプ場へのアクセス

見晴は尾瀬ヶ原の中でも燧ヶ岳の麓にあります。尾瀬の主な玄関口の鳩待峠と御池駐車場からの登山ルートを紹介します。

【鳩待峠から】

鳩待峠ーーー山ノ鼻ーーー竜宮十字路ーーー見晴  コースタイム:2時間55分

 

【御池から】

御池駐車場ーーー上田代ーーー兎田代上分岐ーーー東電小屋ーーー見晴  コースタイム:3時間35分

 

どちらのルートもそれほど大変な道ではありません。基本的に木道メインの登山道になります。兎田代上分岐から三条ノ滝に寄る場合は、少し急な斜面の下りがあるので注意して歩きましょう。

テント泊に必要な準備や装備についてはこちらの記事

(1日目)鳩待峠から見晴キャンプ場へ

鳩待峠ーーー山ノ鼻ーーー牛首分岐ーーー竜宮十字路ーーー見晴  

コースタイム:2時間55分

 

鳩待峠で登山届を提出し、緩やかな下りの道を山ノ鼻まで降りていきます。登山道は木道や階段が組んでありとても歩きやすく整備されています。雨が降って木道が濡れいると滑りやすいので注意しましょう。

 

山ノ鼻に着くといくつもの山小屋が出迎えてくれます。売店やトイレ、休憩場所もあるので必要に応じて利用しましょう。

尾瀬ヶ原にはいると平坦な木道の道が続きます。途中休憩用のベンチなどもあります。牛首分岐を竜宮方面に進むと尾瀬ヶ原のど真ん中に位置する竜宮小屋が見えてきます。

竜宮小屋

竜宮小屋を過ぎてすすんでいくと、燧ヶ岳もどんどん近くなってきて見晴に到着です。

見晴の山小屋たち

見晴キャンプ場は見晴の一番奥にありますので、まずはテントの設営です。

設営が終わったらキャンプ場の管理をしている「燧小屋」にテント受付に行きましょう。一泊につき一人800円です。燧小屋では日帰り入浴を利用できるので必要に応じて利用するのもいいですよ!

 

(2日目)三条ノ滝にピストンし、ヨッピ吊り橋を経由して尾瀬ヶ原周回

見晴ーーー東電分岐ーーー平滑ノ滝ーーー三条ノ滝展望台ーーー兎田代分岐ーーー東電分岐ーーーヨッピ吊り橋ーーー竜宮十字路ーーー見晴

コースタイム:4時間40分

 

2日目はまず見晴から東電小屋方面へ歩き、平滑ノ滝、三条ノ滝を目指します。この道は滝に近くなってくると木道ではなく土と岩の登山道も出てきます。

しばらく進むと兎田代方面への分岐があり、そのまま進むと三条ノ滝展望台に到着です。

三条ノ滝は日本三大名瀑に数えられ、落差約100m幅30mの大迫力の水量を感じることができます。

先ほどの分岐まで戻ったら帰りは兎田代を経由して段吉新道で帰ります。兎田代下分岐までの樹林帯の登りが少し急ですがそのあとは比較的ゆるやかなアップダウンの繰り返しになります。この道は沢沿いの湿った道で、いろいろなキノコが生い茂っていました。

温泉小屋の少し手前でもと来た道に合流します。温泉小屋のジェラートはとてもおいしいのでオススメです。

東電分岐まで戻ってきたら、東電小屋方面へ進み、ヨッピ吊り橋にたどり着きます。

吊り橋をわたったら、竜宮十字路に向けて尾瀬ヶ原を横断していきます。竜宮十字路についたら、1日目と同じ道をたどって見晴まで戻ります。

 

 

(3日目)山ノ鼻から至仏山へ直登~鳩待峠へ下る

見晴ーーー竜宮十字路ーーー山ノ鼻ーーー至仏山頂ーーー小至仏山ーーー鳩待峠

コースタイム:7時間

 

朝早くにテントを撤収して見晴を出発し、1日目のルートを逆走して山ノ鼻を目指します。

朝もやの中、燧ヶ岳のシルエットがかっこよく浮かび上がります。さらに大変珍しい”白い虹”を見ることもできてとてもラッキーな体験が出来ました。

山ノ鼻に到着したら、至仏山登山への体制を整えます。登山中鳩待峠までトイレはないのでぜったいにトイレを済ませておきましょう。

準備が出来たら登山開始です。

至仏山は序盤こそ樹林帯ですが、途中からは森林限界になり、見晴らしのいい岩場の急な道を進んでいきます。頂上近くになってくると木製の階段が組んである道になります。植物程のためにも絶対に登山道を外れないようにしましょう。

ちなみに山ノ鼻からの直登ルートは現在登りでのみ使用することができます。

至仏山山頂からは360度の展望があり、周辺の平ヶ岳、景鶴山はもちろん、谷川山系なども見渡すことができます。

小至仏山へ続く稜線

下りはまず、いったん下ってから再び小至仏山に登り返します。そこからもしばらく森林限界が続き気持ちのいい山歩きができます。徐々に木々が増え樹林帯に突入したら1時間ほどで鳩待峠に到着です。

 

 


 

いかがでしたか?見晴キャンプ場はアクセスする登山道が比較的簡単で、周りの施設も充実しているので、テント泊初心者にもぜひオススメしたいキャンプ場です。

見晴を拠点にすればいろいろなルートのバリエーションも広がり、今回ご紹介したルート以外に、尾瀬沼を周回したり、燧ヶ岳登山に挑戦するのもオススメです!

尾瀬にテント泊をする際は、見晴キャンプ場を上手に活用して見てください。

 

テント泊に必要な準備や装備についてはこちらの記事

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