奥秩父の名峰「瑞牆山」は独特の奇岩でおおわれた山容で、登山ルートも岩場登りが続くとても魅力的な山です。
瑞牆山荘から日帰りでアクセスできるのもオススメポイント!
今回は瑞牆山の魅力を岩場歩き大好きな筆者が伝えたいと思います!
瑞牆山ってどんな山?
標高:2,230m
所在地:山梨県北杜市
瑞牆山は山肌に奇岩が露出したとても独特な山容の山で、日本百名山の一つでもあります。
登山道も岩場の道が多く、やや中級者向けの登山道と言えるかもしれません。
山頂手前のオオヤスリ岩はクライミングのメッカで、多くのクライマーを魅了してきました。
山頂は開けた岩場で、隣の金峰山はもちろん八ヶ岳や南アルプスの展望が素晴らしいです。
瑞牆山の玄関口「みずがき山荘」へのアクセス
・JR韮崎駅からバスでみずがき山荘下車 運賃:2060円
・瑞牆山荘併設の駐車場にマイカーアクセス
瑞牆山登山に必要な装備
無雪期であれば基本的な日帰り登山装備で登ることができます。
登山装備に関してはこちらの記事で詳しくまとめているのでチェックしてみてください。
登山道は岩場の道が多いので、トレッキングポールは必要に応じて使うようにしましょう。
オススメコース紹介 ~日帰りで瑞牆山荘からピストン~
韮崎駅からバスに乗り、瑞牆山荘に到着。すでに標高1520mです。
山荘の前からまずは富士見平小屋へ向けて登っていきます。登山道の入口に登山ポストがあるので登山届を提出しましょう。
富士見平小屋までは傾斜の緩やかな登山道が続きます。この間に身体を十分に慣らしておきましょう。
いったん林道に出てすぐまた登山道に戻ります。
富士見平小屋に到着。ここにはキャンプ場が併設していてこの時間もいくつかテントが張ってありました。
トイレはここが最後なので、必要に応じて済ませておきましょう。
富士見平小屋から瑞牆山にむけて進みます。最初は比較的緩やかな道で、しばらく行くと沢に降りる下りになります。下るということは帰りは逆にこの道を登らなくてはいけないので地味に大変です笑
下り終わると簡単な渡渉があります。水量が多いときなどは十分に注意してわたりましょう。
渡渉して少し行くと「桃太郎岩」という真っ二つに割れたとてつもなく大きな岩が現れます。岩の右側に見える登山道の階段と対比すると大きさが実感できるのではないでしょうか。
笑ってしまうほど意味がなさそうな枯れ枝がつっかえ棒のように置いてあります笑
桃太郎岩をすぎるといよいよ本格的な岩場の登山道が始まります。
こんな感じの岩場を山頂手前までほぼ一直線に登っていきます。
時にはこんな岩と岩の隙間を通ったりととても面白い道で、岩場好きには最高の登山道です!
この道を登っている途中で思いがけない珍客に出会いました。
みごとに生えた大きさ20㎝ほどのベニテングダケです!
有名な毒キノコとしてしられているベニテングダケですが、その独特の容姿から多くのファンを魅了しています。僕もこんなにみごとなベニテングダケをみたのは初めてでした。
ちょうど9月の中頃に行ったのですが、ほかにもユニークなキノコをいくつも観察することができてキノコ好きとしては大満足でした。
岩場の道をどんどん進んでいくと、なにやらとてつもない岩が見えてきました。
ロッククライミングで有名な大ヤスリ岩です。
大ヤスリ岩のほぼ真下まで来ました。
大ヤスリ岩をすぎると山頂まではもう少しです。
頂上を左から巻いていくと瑞牆山登山のもう一つのコースである「黒森コース」との分岐に出ます。ここから10分ほどで山頂です。
ようやく山頂に到着しました。
山頂は開けた岩場、、、というか断崖絶壁になっていて迫力満点です!
落ちたら普通に死にます笑
とはいっても十分に休憩できるスペースがありますので安心してくださいね。
先ほど見上げていた大ヤスリ岩を今度は上から見下ろします。
それにしてもあそこに登るとかほんとクライマーの方たちはすごいですね。。。
山頂からは八ヶ岳方面や金峰山方面がよく見渡せます。
金峰山の頂上の五丈岩がぴょこっと目視できますね!
金峰山方面への尾根も岩々していてかなりかっこいいんですがここは登山道がないんですよね・・・残念。
たっぷり景色を楽しんだら来た道を戻っていきます。
岩場の登山道は下りが非常に危険ですので、浮石などに注意してしっかりと三点支持を確保し着実に下っていきましょう。
富士見平小屋の辺りまで下ってくると先ほどまでいた瑞牆山の頂上がちらっと見えました。本当にかっこいい山で、登山道も渡渉に岩場にとバリエーションに富んだ魅力的な山でした。
東京から日帰りで気軽にアクセスすることが出来ますので、登山に慣れてきたあなたもぜひ挑戦してみてくださいね!
【特別編】日程に余裕があれば一緒に登りたい金峰山!
奥秩父といえば、瑞牆山と並んでメジャーなのがお隣の金峰山です。みずがき山荘からだとコースタイム的に日帰りがちょっと厳しい金峰山ですが、富士見平小屋や富士見平キャンプ場を利用すれば瑞牆山とセットでお得に登れちゃいます!
1日目に富士見平キャンプ場にテントを張り、身軽な装備で瑞牆山にピストン登山。
富士見平キャンプ場で一泊し、2日目朝イチで金峰山にピストンアタックするというコースがオススメです。
日程に余裕がある方は、ぜひ瑞牆山と一緒に金峰山登山にも挑戦してみてはいかがでしょうか?
東京から電車・バスで行ける日帰り登山におすすめの山(~中級者向)
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